自由遊戯黙示録

フリーゲーム/インディーズゲームをディープに語る

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THE DUNGEON DIVER:暗闇とサイコロとの戯れ

1980年代に「ゲームブック」が流行していたのをご存知の方はいるだろうか?

ゲームブックとは、段落ごとに示される選択肢を選択し、段落をジャンプしながら読み進めていき、それを繰り返して結末に辿り着く、というゲーム形式の書籍である。
読者が選んだ選択肢によってストーリーの展開や結末が変化するようになっている。
またゲームブックを遊ぶ上では、様々な判定をするためのサイコロや、主人公の状態を記録しておくシートを共に利用する。

ゲームブックはその性質上、文章が読者に呼びかけるような独特の文体を持っている点も特徴といえる。
アトラス社の3DRPG『世界樹の迷宮』が「ゲームブック風のナレーション」をアピールポイントとしていたため、記憶に新しい方も多いだろう。

ぽこ時間『THE DUNGEON DIVER』は、そんな「ゲームブック」をコンピュータ上で再現したゲームである。

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あなたに与えられた使命は、秘法を求めて迷宮に潜り、その謎を解くことだ。

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・”さあ、ページをめくりたまえ”

『THE DUNGEON DIVER』では、迷宮内部の描写や、戦闘シーンは全編に渡って文章による描写でゲームが進行する。
キャラクター・メイキング、モンスターとの戦闘、罠の回避などは
全てサイコロによる判定で解決が行われる。

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・自身の分身となるアドベンチャー・シート。「技術点」「体力点」「運点」の3つの能力値がある

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・描写は文章だけ。手元に地図を取るのが一流冒険者の心得だ

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・いかにも怪しい雰囲気の部屋。洞窟の謎を説き明かせ

洞窟を探索するなかで、襲い来る怪物との戦闘になることもある。
戦闘のルールは、「敵味方共にサイコロ2個を振りあい、そこに自身の能力値を足し、合計値が上回っているほうが相手にダメージを与えられる」という、ゲームブック『ファイティング・ファンタジー』を模したものになっている。

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・怪物との死闘

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・「運試し」でダメージ回避を試みる。時として不運に見舞われることも…


ゲームブックの生い立ちには、テーブルトーク・ロール・プレイング・ゲームの存在が深く関っている。
テーブルトークRPGは、審判係となる「ゲームマスター」と、幾人かのプレイヤーでテーブルを囲み、紙とペン、それにサイコロを片手に、各々が演技(ロール・プレイ)を行って楽しむというスタイルをとっている。

しかしこうしたテーブルトークRPGは審判係をはじめとして人数を集める必要があり、ルールを覚えると共に、ある程度の演技も必要とされ、実際にプレイするまでには敷居が高く感じられる部分がある。
そのテーブルトークRPGを紙面上で表現し、入門用に一人でも楽しめるものにしたものがゲームブックである。

そして、テーブルトークRPGのサイコロや審判係による判定をコンピュータ上に置き換え、一人でも楽しめるものにしたものがコンピュータRPGとなる。
また日本では、ファミコンなどのコンピュータRPGをゲームブック化したものが刊行され、持ち運べるRPGとしても遊ばれていた。

そこにきて『THE DUNGEON DIVER』の「ゲームブックをコンピュータ上で再現する」というコンセプトは、
テーブルトークRPGやゲームブックのような非電源ゲーム、あるいはコンピュータRPGやアドベンチャーゲーム、それぞれの足跡を辿り、それぞれの特徴を持ち合わせつつも、そのいずれにも当てはまらないという不思議なプレイ感覚をもたらしている。



『THE DUNGEON DIVER』独特のプレイ感覚を象徴するものとして、本作にはセーブ機能が搭載されていないことが挙げられるだろう。
ゲームを途中で中断することができずいささか不便だが、逆に自由にセーブが可能であれば、セーブ・ロードを繰り返し、自身の納得のいく結果になるまで再挑戦することもできるようになってしまい、ゲームの進行を緊張感の欠いたものにもしかねない。

従来のゲームブックにおいても、ゲームのルールを処理するのは結局読者自身のため、戦闘を無視して先に進んでしまう、というようなズルはいくらでもできてしまう。
ゲームプレイを根底から崩してしまう”イカサマ”の存在を良く心得ているのである。


知力、体力、時の運。
冒険者として試されるものは、まさにそれらなのだ。

[THE DUNGEON DIVER:暗闇とサイコロとの戯れ]の続きを読む
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テーマ:無料ゲーム紹介 - ジャンル:ゲーム

  1. 2009/10/29(木) 00:34:17|
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