自由遊戯黙示録

フリーゲーム/インディーズゲームをディープに語る

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WARNING FOREVER:繰り返される付与の果ては

進化発展の歴史は付与の歴史である。
物事の多くは様々な「付け足し」を繰り返し、その姿形を変えていく。

こうした進化発展の流れを、ある1本の作品に投影する。


wf_00.jpg

『WARNING FOREVER』。
現れ続けるボス敵をひたすら倒すシューティングゲームである。

本作では、プレイは常にボスとの一騎打ちで進行していく。


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・最初のボスを倒しても…

wf_02.jpg
・ボス!ボス!またしてもボス!


敵となるボスは核となるコアと、それを覆う装甲に、武器であるバルカン、ミサイル、レーザーなどの砲台からなるパーツで構成されている。
そして破壊したパーツの順序によって、次に登場するボスが異なる成長を遂げる。
一方で自機には前方ショットの他、射撃の角度を調節できるフリーレンジ・ショットが搭載されており、ショットのコントロールがボスの成長の鍵を握ることになる。

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・フリーレンジで攻撃方向を自在にコントロール

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・羽根などは根本のパーツを破壊すれば一気に破壊できる

ボスは成長すればする程、様々なパーツが付け足されて巨大になる。
このボス敵の巨大化のインフレーションが本作の見所のひとつと言える。
成長しきったボス敵のインパクトの強さは、実物を見てもらったほうが理解が早いだろう。

wf_05.jpg
・ボスに付けられた名前も出鱈目極まりない物に

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・画面全体を覆わんばかりの巨体は、もはやそれだけで凶器

基本的には残りタイムが無くなるとゲームオーバーだが、オプションでルール設定が可能。
また、ゲームオーバー時には自動的にリプレイが保存されるようになっている。
様々なルールでのプレイを試してみたり、リプレイからボスの成長傾向を探るなど、工夫を絡める事でより一層本作を楽しむことができるだろう。

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・スコアランキング入賞。だが挑戦に果ては無い



2000年代前半はABA Games『Noiz2SA』や上海アリス幻樂団『東方紅魔郷』などを始めとして、個人製作のシューティングゲームが数多くリリースされていた時期であり、『WARNING FOREVER』もそうした時期の作品群のひとつである。
とりわけ『WARNING FOREVER』のデザインは後代に影響を与えており、海外からは『Battleships Forever』、『Captain Forever』という直接的なフォロワーを生み出している。
また国内作品では『Fraxy』に「多数のパーツで構成されたボス敵と連続で戦闘するシューティングゲーム」という共通項を見つけることができる。

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・『Battleships Forever』宇宙戦艦がぶつかり合うリアルタイム・ストラテジーゲーム

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・『Captain Forever』では自機が敵からパーツを奪い、パワーアップする

wf_fr1.jpg  wf_fr2.jpg
・『Fraxy』全方位シューティングとなっている他、ボス敵の自作が可能


『WARNING FOREVER』を基にして新たなゲームが作り出されていく状況は、ちょうど『WARNING FOREVER』のゲーム内で、ボス敵にパーツが付与され、新たなボスが作り出される様子と重なる。

個人ゲーム作家らの多くは、自らがプレイしてきた様々なゲームを糧に「自分のゲーム」を作っていく。
他の作品に与えてきた影響を省みたとき、『WARNING FOREVER』は紛れも無く、今日までのインディーズ・ゲームの流れを生み出したタイトルのひとつと言えるだろう。

[WARNING FOREVER:繰り返される付与の果ては]の続きを読む
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テーマ:無料ゲーム紹介 - ジャンル:ゲーム

  1. 2009/11/29(日) 16:36:31|
  2. フリーゲーム
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RedRive:囲う枠と繋がる世界

いささか私事で恐縮なのだが、当blogに「twitter」のブログ・パーツを設置した。

「twitter」とは、”つぶやき”を共有できるwebメッセージサービスで、140字程度のショートメッセージを入力し、情報を発信したり、友人とのコミュニケーションに利用することができる。
近年、芸能人や政治家などの間でも利用されるようになり、次世代のコミュニケーション・ツールとして注目度が上がっている。

筆者は自主製作ゲームの情報収集や紹介にtwitterを利用している。
もし興味のある方はfollowして頂ければ幸いである。

今回は、その「twitter」にちなんだ作品として『RedRive』に触れておきたいと思う。

redrive_00.jpg


『RedRive』は同人ゲームサークルRebRank製作のシューティングゲーム『Refrain』に同梱されたミニゲームだが、2009年10月からはWebサイト上でのダウンロードが可能になっている。

スクエアアクションゲームと銘打たれた本作は、自機を操作して平面フィールド上に四角形を描き、動き回る敵を倒していくことが目的となる。

redrive_01.jpg
・ボタンを押しながら移動することで四角の枠が発生

redrive_02.jpg
・枠内に敵を巻き込んで倒す

発生させた四角は枠の大きさによって、赤>緑>青と色が変化し、小さい枠ほど攻撃力と得点倍率が高くなる。
高得点を狙う場合は小さな枠で敵を倒す必要があるが、枠が小さいぶん敵に接近しなければならず、衝突の危険度も上がるため、自機の細やかな動作が要求されることになる。

redrive_03.jpg
・最大倍率は赤枠の時で×4。ハイスコアを目指せ

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・大きな枠でまとめて敵を倒せば高得点・・・ではないので注意

ステージ内の敵を全滅させるとステージクリアとなり、次のステージへ進むことになる。
その際、特定の条件によってステージが分岐する。

redrive_05.jpg
・エリアマップ。全16エリア、7ステージからなる

redrive_06.jpg
・最終ステージではボスキャラクターが待ち受ける

全ステージクリアまでにかかる時間は正味5~6分で、空いた時間で気軽に遊べるアーケード・ライクなゲームとなっている。



本作『RedRive』が「twitter」と関連しているのは冒頭でも触れたとおりだが、
『RedRive』の風変わりな点としては、スコアや通過したルートといった自身のプレイ状況を「twitter」へ送信する機能を備えていることが挙げられる。

redrive_07.jpg
・twitterに送信されたプレイ状況

この機能により、自身や友人のプレイを確認すると共に、そこから更にtwitterのつぶやきで意見交換を円滑に行える。
ゲーム製作者にとっても、twitterに投稿された気軽な感想や意見を収集し、ゲームの調整の参考とすることができる。

ことビデオ・ゲームにおけるネットワークの活用方法となると対戦プレイやネットワーク・ランキングのような「競争」に偏りがちだが、
『RedRive』はウェブサービスとの連動によって、ゲームとゲームの話題をゆるやかに「共有」するのだと言える。

そしてその「共有」から生まれるであろう、ささやかなコミュニケーションの可能性を『RedRive』に垣間見るのである。


[RedRive:囲う枠と繋がる世界]の続きを読む

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  1. 2009/11/01(日) 18:25:29|
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