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第11回 Independent Games Festival 受賞作品 速報

ゲーム開発者向けカンファレンスGame Developers Conference内にて開催される
インディーズ・ゲーム最大の祭典であるIndependent Games Festival
今年は3月23日から27日の5日間の日程で開催され、3月25日に授賞式が行われた。

当blogでは前年に引き続き、今回の受賞作品についてIndieGames.comの速報を元に紹介する。

最終選考作品一覧


○Seumas McNally Grand Prize

最終選考作品:
Blueberry Garden
CarneyVale Showtime
Dyson
Night Game
Osmos


大賞にあたるSeumas McNally Grand Prizeでは、Erik Svedang 『Blueberry Garden』が栄冠を勝ち取った。


Blueberry Garden (sneak peak trailer) from Erik Svedang on Vimeo.

『Blueberry Garden』は横視点の2Dアドベンチャーゲームで、前年(2008年)のSwedish Game Awardsにて"Best Innovation"を獲得している。
タイトルにもある、ブルーベリーの実の存在が印象的なタイトルとなっている。




○Excellence in Visual Art

最終選考作品:
Cletus Clay
FEIST
Machinarium
PixelJunk Eden
Zeno Clash


ビジュアルアート部門を受賞したのは、Amanita Design 『Machinarium』。


Machinarium Preview from Amanita Design on Vimeo.

水彩画調で緻密に書き込まれたブリキロボット達の街の様子は圧巻の一言。
画面クリックタイプのアドベンチャーゲーム『Samorost』シリーズ開発陣の最新作で、
2007年のIGF 9thにて"Best Web Browser Game"を獲得した『Samorost2』から再びの受賞となった。




○Excellence in Audio

最終選考作品:
Blueberry Garden
BrainPipe
Musaic Box
PixelJunk Eden
Retro/Grade


オーディオ部門では、Digital Eel 『BrainPipe』が受賞した。



『BrainPipe』はパイプの中を障害物を避け続けながら進むアクションゲームで、脳に潜り込んだかのようなトリップ感溢れるビジュアルとサウンドが特色である。
14.95米ドルで販売中で、デモ版も用意されている。




○Excellence in Design

最終選考作品:
Musaic Box
Night Game
Osmos
Retro/Grade
Snapshot


デザイン部門には、KranX Productions 『Musaic Box』が受賞した。

igf09-musaic.jpg

『Musaic Box』は、小節・パートごとに分かれた”音楽のピース”を組み立てていくパズルゲームで、画面構成はオルゴールをモチーフとしている。
姿形の見えない「音」を扱うゲームであるが、ピースの色や模様で判別できるようになっている点も見逃せないだろう。
6.99米ドルにて販売中で、デモ版も用意されている。




○Innovation (Nuovo) Award

最終選考作品:
Between
Coil
The Graveyard
Mightier
You Have To Burn The Rope


新機軸部門では、Jason Rohrer 『Between』が選ばれた。

『Between』は、ネットワークプレイ専用の2人用パズルゲーム。
フリーダウンロードだが、ゲームの詳細説明が無く、また2人同時でなければプレイが不可能なため、ゲーム内容について把握できなかった。
画面を見る限りでは左部にベッド、右部にブロックが置かれており、これをコントロールするようだが…




○Technical Excellence

最終選考作品:
Cortex Command
IncrediBots
The Maw
Osmos
PixelJunk Eden


技術部門では、Data Realms 『Cortex Command』が受賞した。


Cortex Command Zombie Cave Gameplay from Data Realms on Vimeo.

『Cortex Command』はリアルタイム・ストラテジーと横スクロールアクションが組み合わさったゲームで、サイボーグ兵を生産・遠隔操作し、金脈の採掘を行って兵力を蓄えつつ、敵ブレインの破壊を目指す。
サイボーグ兵は多間接構造で表情豊かに動き、破壊されれば大量の破片が物理演算に則って飛散し、混沌とした戦闘の状況が描き出される。
Webサイトからはデモ版がダウンロードでき、18米ドルで購入することですべての要素が利用できる。




○Best Student Game Award

学生部門では、下記の10作品が展示作品(showcase)として選出された。


City Rain Building Sustainability
The Color of Doom
Dish Washington
Feist
Kid The World Saver
Tag: The Power Of Paint
The Unfinished Swan
Where is My Heart?
Winds of Orbis
Zeit Squared


この中から大賞に選ばれたのが、DigiPen Institute Of Technology 『Tag: The Power of Paint』。


Tag: The Power of Paint. Complete walkthrough from Tejeev Kohli on Vimeo.

『Tag: The Power of Paint』は一人称視点(ファースト・パーソン・ビュー)のパズルゲーム。
モノクロの世界にペイントガンで色を吹きつけることで、ジャンプしたり、壁に張り付くことが出来るようになり、これを駆使して先へと進んでいく。
ゲームはWebサイトよりフリーでダウンロードできる。




○D2D Vision Award

この賞は前年の「Gleemie Award」に相当する”スポンサー特別賞”で、今年は大手ダウンロード販売サイトDirect2DriveがIGFオフィシャル・スポンサーとなっている。
D2D Vision Awardには、次の4タイトルが選考作品となった。


Cortex Command
Osmos
Dyson
Puzzlegeddon


この中から受賞したのが、Hemisphere Games 『Osmos』。


Osmos Trailer from hemisphere games on Vimeo.

『Osmos』は全方位のアクションゲームで、宇宙空間に浮かぶ球体を動かし、他の球体との融合を図っていく。

自分より小さい球体は自身に取り込むことができ、逆に大きい球体には取り込まれてしまう。
球体は自身を切り離した慣性で推進するため、勇んで融合を狙おうとすると、接触する頃には自身が縮んでしまっている、という状況に陥ることも往々にしてある。
そうしたバランス感覚が本作の面白さといえる。
現在開発中だが、Webサイトからデモ版がダウンロード可能となっている。




○Audience Award
IGFのWebサイト上からの投票によって授賞を決定する観客部門では、下記の14タイトルが選出された。


Mighter
Osmos
Between
The Graveyard
Dyson
PixelJunk Eden
The Maw
CarneVale Showtime
Brainpipe
Musaic Box
Retro/Grade
Coil
You Have To Burn The Rope
Cortex Command


このうち、Data Realms 『Cortex Command』が受賞し、Technical Exellenceと合わせて2冠となった。
4人までのマルチプレイヤー対戦やMOD機能が備わっており、今なおバージョンアップが続けられているなど、長く遊ぶことのできる点が人気の理由のひとつと思われる。


この他の注目作として、有限会社キューゲームス 『PixelJunk Eden』についても触れておこう。



『PixelJunk Eden』はPlayStation Networkにて配信中の『PixelJunk』シリーズ3作目で、植物をイメージしたワイヤーアクションが特徴のプラットフォーマー(横スクロールアクション)である。

IGFではVisual Art、Audio、Technicalの3部門でノミネートされているほか、GDC内「Game Developers Choice Awards」の「Best Downloadable Game」にもノミネートされ、アート・サウンドを担当したマルチアーティストBaiyonによるトークセッションも予定されているなど、非常に注目度の高い作品といえる。

また、日本国産作品のIGFノミネートは本タイトルが初とのことである。




今年のIGFでは、一般公募226作品学生部門145作品が応募されている。

この中には最終選考にこそ漏れてしまったものの、cactusやkonjakなど当blogでも作品を紹介した作家や、日本の個人作家からも『ゴッドフィールド昇天まつり』がエントリーしているなど、注目に値する作品が多数存在している。

ぜひ本記事にて紹介した受賞作品だけでなく、応募作品ひとつひとつを見て回り、そして多種多様なゲーム達に触れてみてほしい。
そこにはきっと、プレイヤーを驚かせる意外な何かが潜んでいるはずだ。




3/28追記 IGF授賞式の模様(映像提供:Gamespot




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  1. 2009/03/26(木) 20:34:42|
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