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四季の狂剣:埋もれることなき魂

筆者がこの作品の事を知ったのは、動画投稿サイトでの事だった。
そこで見たプロモーションムービーにはひとつのタグが添えられていた。

「埋もれてはならない作品」と。

筆者はこの言葉に同意する半面、この言葉に怒りも覚えていた。
これほどの力作が世に埋もれる道理が、果たしてこの世のどこにあるのか、と。
そして、この作品を世に埋もれさせない為には、その目撃者たる我々が言葉の限りを尽くしていくべきではないのか、と。

筆者である自分とてちっぽけな存在ではあるが、
自分が惚れたものの為に、自分が信じるものの為にするべき事があるはずだと、
そう信じて本文をしたためる次第である。


『四季の狂剣』は「みょふ~会」製作による和風剣劇バトルゲームである。
過去にカードゲームとして製作・販売されており、その世界観を引き継いだ作品となっている。

shiki_00.jpg


本作『四季の狂剣』がいかに「力の篭った」作品かを知るには、
まずは冒頭でも述べたプロモーションムービーをご覧頂ければと思う。




数多くのキャラクター達が画面狭しと動き回り、喋り、戦う。
アクションゲームと見まごうばかりの動きの激しさに加えて、少年漫画風の画風に鮮やかな色彩も相俟り、まさに百花繚乱と形容するのが相応しい。



『四季の狂剣』のメインとなる戦闘シーンでは、基本は「移動ボタンで間合いを計り、攻撃ボタンで斬る」という2ボタン操作となっており、十字キーすら使わない単純な操作でありながら1対1の殺陣の雰囲気を見事に表現している。

shiki_01.jpg
・画面中央のバーが位置関係と攻撃範囲を表す

shiki_02.jpg
・引いては押し、押しては引き。間合いを慎重に計りながら攻撃を狙う

しかしそこに攻撃力を表す「攻撃値」、キャラクターごとに異なる「流季」に「固有技」、
”鍔迫り合い”や”睨み合い”などの「特殊状況」、様々なステータスに影響を与える「上昇系」「威圧」「覚悟」、
大打撃を狙うことのできる「特攻」とそれに対する「特攻返し」といった要素がが複雑に絡み合い、戦況は目まぐるしく変わっていく。


shiki_03.jpg
・お互いの斬撃がかち合えば、特殊状況”鍔迫り合い”が発生することも

shiki_04.jpg
・能力値が上昇する「上昇系」。ピンチをチャンスに変えられるか

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・「威圧」発動。「攻撃値」で上回り、相手を圧倒せよ

shiki_06.jpgshiki_07.jpgshiki_08.jpgshiki_09.jpg
・「特攻」!「特攻返し」!!最後に立っているのはどちらだ!?

本作の戦闘モードの特徴としては、そのファジィさが挙げられるだろう。
なかでも「特殊状況」の発動時などに度々出現する「動」「静」「移」のヤジロベーの存在は象徴的といえる。
時間内にヤジロベーをどれだけ傾けたかでその後の行動が変化するが、「動」「静」「移」は対戦相手との3すくみとなっており、また傾けた”時間”が基準となるため、次にどういう行動をとればよいのかというパターンが固定化されていないのである。

戦いに必勝は無く、展開は不可解にして変幻自在。
常に新鮮で緊張感あふれる戦闘を楽しむことができる。


近年では類を見ない戦闘システムであるためか、最初は戸惑う部分も多い。
公式サイトからチュートリアルを含む体験版がダウンロードできるので、まずは”習うより慣れろ”の精神で触れてみるのが良いだろう。



『四季の狂剣』をつかさどる重要な要素のひとつとして、「試合」と「勝負」の2種類の戦いがある。

このうち「試合」では体力のあるうちに決着が付くようになっている。
しかし「勝負」の先にあるものは―――死。

shiki_10.jpg
・「試合」であれば、このように静止が入っての決着となる

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・送られてきた”決闘状”。「勝負」に赴く心中、如何なる物か

本作の世界では決闘は日常茶飯事であり、主人公”緋月 絶阿”もまた、非常に多くの登場人物達と剣を合わせていく。
そのなかで生まれていくドラマも、『四季の狂剣』の魅力のひとつと言える。


shiki_12.jpg
・人里離れた山奥に、絶阿やその友人達、彼らの師である先生が暮らしている。
 しかしある事件を契機に、絶阿は彼らから追われる身になってしまう。

shiki_13.jpg
・山を追われた絶阿の拠点となる茶屋”園屋”。
 そこには滅法腕の立つ用心棒が居て…


真剣(シンケン)は信念(シンネン)に通ずる。
仲間、恋人、文化、人生、復讐…
各々が己の信念の元、互いの想いをぶつけ合い、そして散ってゆく。
そして残された者もまた、新たな想いを抱いて歩みを進める。

死が隣り合わせの世界であるが故に、人々の生き様・死に様が心を揺さぶり、生の煌めきが胸を打つ。

shiki_14.jpg
・戦いは不可避。
 死ぬ覚悟と殺す覚悟、どちらも持ち合わせなければまかり通らない

shiki_15.jpg
・小悪人にも小悪人なりに全うする生き様がある。
 コメディー・リリーフであるはずなのに、どこか彼を笑えない

shiki_16.jpg
・絶亜の宿敵の一人となる、外国人の少年フェル。
 彼は問う「人が簡単に殺し合うこの国は、狂っている」と―――

戦いの果てに、絶阿は一体何を見るのだろうか?




人と出会えば人を斬り、されどその心、修羅にも羅刹にも非ず。
人として生きる者達の魂、地に伏して尚、埋もれることなし。




○関連リンク

四季の狂剣
http://hoppeman.sakura.ne.jp/

みょふ~会
http://hoppetanno.srv7.biz/

タイトルの意味 - 紅の碧落
http://akaheki.blog50.fc2.com/blog-entry-383.html

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